「嬉しい」「悲しい」
「ムカつく」「楽しい」
「疲れた」
そういった、
あなたの心、感情、今の気分って
なにで決まっているのでしょうか?
直前にあった出来事
さっき会った人
メイクのノリ
お仕事の業績
家族やパートナーに言われたこと
お客さんの当たりはずれ
お子さんのテストの点数
朝ごはんがおいしかったかどうか…
気分を決めているものって、色々ありますし
自分の内面だけではコントロールできない要素もありますよね。
楽しい、うれしい、と思えないのは
わがままなのか
しかし逆に、
おいしいものを食べたのに
恋人がうれしいことを言ってくれたのに
好きな服を着てお洒落をしているのに
仕事で成果を出したのに
人から感謝されたのに
どうも素直に喜べない。
心から嬉しい、楽しいと思えない。
あるいは
人はこんなにほめてくれているのに
自分のためにと奮発して贅沢したのに
それでも、自分なんて…と根強く思ってしまう。
全然満たされない…
そんな時って、ありませんか?
何もしていないのに悲しい、
1日の始まりから落ちている
はたまた
朝起きて、まだ何もしていないのに
ものすごく気分が重たい
ものすごく悲しい
こんなこともあったり、
わたしはメンタル不調がひどかった頃、朝起きたときが一番辛くて
また空虚な1日が始まってしまうことが、怠くて辛くて悲しくて耐えられない、という思いでいました。
まわりを見渡しても、
何も悪い出来事がないのに不機嫌な人や
嬉しい出来事があったのにムスっとしている人、
「でも…」と、次々不満を探しだす人っていますよね。
高級ホテルに行っても
ちっとも楽しくなかった理由
メンタル不調の時、
わたし自身もこういうことが結構ありました。
そんなに悪いこともしていないはずなのに
べつに誰かから嫌われているわけでもないのに、
状況はそんなに悪くないのに、
なんで自分嬉しくないんだろう…?
喜べないんだろう…?ということが。
そして、喜べない自分を責めてしまうという悪循環。
過去に、メンタルの状態が最悪で
今にも自殺してしまいそうな不安定な時期にちょうど、遠出の用事があり
気分転換も兼ねて高級ホテルに泊まったことがありました。
すると、運よく角部屋の見晴らしの良いお部屋が空いているということで
部屋をアップグレードしていただけることに。
うれしいのに
なぜか幸せを感じられない
ただでさえお気に入りの高級ホテルに泊まれたのに、
部屋もベッドも広くて立派だし、景色も最高に良いし、
わたしを選んでアップグレードしてくださったホテルの方も優しい。
記念に写真をたくさん撮って、お土産を買って
なんて贅沢な…ありがたいなぁ。
と、頭ではすごく思うのですが
全然楽しいと感じられないし、
逆になんだか虚しくて、おまけに眠れない。
「こんなに良い部屋に泊まらせていただいたのに、幸せを感じられないなんて…
おまけに寝れないし、最悪。なんて勿体ない…」
と、情けなさと申し訳なさで、一晩中自分を責め続けて悲しくなってしまい
最高に見晴らしの良い部屋で地獄のように苦しい一晩を過ごしてしまったことがありました。
心が弱ると、幸せ感度も鈍ってしまう
これって何なんでしょうね。
楽しいと思いたいのに、感じられない。
頭ではうれしいのに、ありがたいのに、心が満たされない。
頭や心が働くにも体力が必要
頭ではうれしい、楽しいはずなのに
感情を感じられないのなら、
気分が上がらないなら
それは、わがままでも贅沢でもなく
あなたの体が疲弊してしまっていて、
感情を感じる「心の感度」が弱ってしまっているのかもしれません。
眠たい頭のまま何千字もの本を読んだり、難しい計算ができないように、
胃もたれしている時に食事を受け付けないように、
心が疲れているときに、感情を入れても
感情を受け付けない、入りようがないということなのかもしれません。
足して効かないなら、
悪いものを引いてみる
普段は喜べるようなことや、
自分が好きなことをしても心に入ってこなければ
心が疲れているサインかもしれません。
喜ぶことを入れる「足し算」は少しお休みして、
心と体をゆっくり休めたり、
不快なものや嫌な人から距離を置いたりという「引き算」で
心を回復させる時期なのかもしれません。
そして、こういう心がどうしようもない時にこそ
少しでも栄養になるサプリやプロテインなどを無心に摂ってみることで
コツコツ心の体力づくりをすることに徹してみてはいかがでしょうか。
日光も大切な栄養素
または、
冬や天気が悪い日に気分んが沈んでしまいがちな方は
特別なことをする前に、意外にも「日光」を浴びてみることで、
少し前向きな気持ちになれることも少なくありません。
まとめ:その場限りの自分満たしでダメなら
体に投資をしてみよう
気晴らしは一瞬ですが、
栄養は体に確かに吸収されて残ります。
どうせあれこれ動いても喜べない、疲れてしまうだけなら
その場限りの自分満たしよりも、体のためになることをしたいものですよね。
自分の体を、生命力を信じて
未来の自分に投資をする気持ちで栄養を入れる。
わたしはその繰り返しで、試行錯誤を繰り返しながら
少しずつ本来の自分のパフォーマンスを取り戻してきました。
今でも意味もなく落ちることは時々ありますが
その回数は以前よりも格段に減ったし、
何より、自分の体に何が起こっていて、対処の方法もつかめてきたので
必要以上に落ち込んだり悲しくなることがとても少なくなり
自分で自分をコントロールできるようになりました。
そんな、どん底をリアルに経験して這い上がってきた過程があるからこそ
伝えられることがある。
こんな人もいるんだと、少しでもどなたかの気持ちがラクになり
解決につながるきっかけになればと思い、今日もブログを書いています。
記事の内容について
この記事は医療従事者が執筆していますが、あくまで個人の経験・体感をもとに書いたものであり、特定の疾病の診断や治癒、すべての方へ効果効能を保証するものではございません。
掲載内容の実践にあたっては一切責任を追いかねますので、内容をよく吟味のうえ、自己判断でお願いいたします。