栄養が足りていない時って、
1種類の栄養だけ摂ればいいものではなく
複数の種類の栄養を相互的に補うことが多いもの。

また、一緒に摂ると
吸収が良くなったり、相乗効果がある栄養素も多くあります。

ひとたびサプリを始めると
飲む数が増えがち

つまり、ひとたびサプリを飲み始めると
ついついサプリの種類がたくさんになりがちなのですよね。

特に、海外製のサプリだと
粒が大きくて飲むのが大変なこともあります。

※これを毎日全部飲んでいるわけではなく、
体調や必要度に応じてたまに飲むものもあります。
今は飲むのをやめたサプリもあります。

わたしもたくさんサプリを摂っているので、よくわかります。
単純に、サプリを一度にたくさん飲みこんでいると
「おえっ」てなってきますし、気持ち的にも飲みたくなくなってきますよね…

飲まないサプリがおすすめのパターン

飲むサプリが不向き、あるいは
飲まないタイプのサプリが向いている場合は
たとえば以下のような場合。

  • 局所的に効かせたい
    特に、肌や筋肉などの体表に効かせたい
  • 粒が大きい、のどに引っかかる感じがイヤなど
    サプリを飲みこむのがつらい
  • 消化不良、食事が不規則
    飲み食いしても吐いてしまう
  • 成分的に消化液などによって
    栄養成分が変性・劣化してしまいやすい
  • 単純に飲むサプリの種類が多くて
    飲むのが大変、面倒くさい

でしょうか。

飲み込みにくさ自体が栄養不足の特徴

また、鉄分などの栄養不足の方では
錠剤をのみ込むときに「粒がのどにつかえたような不快感」
を訴える方も多くいらっしゃいます。

まぁ、栄養不足があろうとなかろうと
喉に何粒も異物を流し込み続けるのって、あまり気持ちのいいものではありませんよねぇ。

サプリを飲むこと自体が負担や苦痛に感じてしまうようであれば
続かなくなってしまっても無理もありません。

そこで、「飲む」以外の方法で栄養を摂る方法はないのか
飲まないサプリっていったい何?!というのを
こちらの記事でご紹介しますね!

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局所的に効かせたい場合にもおすすめ

また、飲むサプリは飲んでしまえば
体のどこに優先的に配分されるかってわからないもの。

例えばメンタル改善のために飲んだつもりが
疲れにくくなったとか、吹き出物が治ったとか、
良くも悪くも、思っていなかったところに効果が出ることも少なくありません。

そう考えると、飲むタイプのサプリは
運試しというか、神任せ的なところもあり
いい意味では、そういう「おまけ」がついてきやすい分、
「(期待通りに)サプリが効かない!」と言われてしまう一つの原因でもあるのかなと思います。

肌や筋肉には
塗ったほうが早い

その分、「塗るサプリ」なら
効かせたい場所に直接塗ることができます。

のちほど詳しくご紹介しますが
疲労した筋肉にマグネシウムオイルを塗るとか
キズの治りがいまいちの場所にビタミンEを塗るとか
最近話題のレチノール(ビタミンA)入りの美容液を顔に塗るのもそうですね。

特に、筋肉や肌は、どこに効くかわからない飲むタイプよりも
塗るタイプのほうが、比較的効果がわかりやすいかもしれません。
(飲むタイプのサプリが必ずしも肌や筋肉に効かないわけではないし
根本から肌質を変えるためには、飲む栄養から整えたほうがよい場合もあります)

消化液で壊れやすい栄養成分や
胃腸が弱い場合

栄養分によっては、胃酸などの消化液によって
壊れてしまいやすいものもあります。

そういう、胃酸や消化液で壊れやすいタイプの栄養成分は、
飲む以外の方法で摂るほうが効率よく摂れます。

消化不良の方にもおすすめ

サプリの種類こそ限られますが
胃が痛い、頻繁に吐いてしまう、消化不良、下痢体質など
胃腸が弱くて、せっかく飲んだサプリが吸収されているか不安な方にも向いています。

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「食後30分」を気にする必要がない

また、消化吸収によるタイムラグも少なくなりますし、
食前とか食後とか、食事の時間に合わせたり
食べ合わせを考える必要もなくなりますね。

【塗る・浴びる】
肌から吸収するサプリ・栄養成分をご紹介!

ここからは、飲むタイプ以外のサプリには具体的にどんなものがあるのか
製品の特徴ごとにご紹介します!

マグネシウムスプレー・
マグネシウムオイル

液体タイプマグネシウムを
凝っている部位や、疲労した筋肉に塗ったり、スプレーするタイプのものです。

スポーツや筋トレされる方、
肩こりや筋肉痛がひどい方などにおすすめ。

「オイル」だけど油ではない

マグネシウム水を吸う性質があるので、
オイルのようなドロッとした性状を「オイル」と呼ばれますが、
実際は油分は入っていません。

マグネシウムは一言で言うと「やわらかくする」成分。
筋肉の疲労がほぐれたり、神経を鎮めたり、代謝をスムーズにしたり、
わたしも肩こりがひどい時は、マグネシウムオイルを塗って寝ます(^^)/

※塗ると少しヒリヒリする場合や
塩のような結晶が出てくることがあります

エプソムソルト

こちらもマグネシウムですが
塩のような粒子タイプのもの。

エプソムソルトは、マグネシウムの粒子をお湯に溶かして
(こちらも見た目が塩のようなのでソルトと名前がついていますが、塩分は含みません)
入浴剤のようにお風呂に入れたり、ボディスクラブのようにしてマッサージに使います。

Sea Crystals(シークリスタルス) シークリスタルス 国産 エプソムソルト (硫酸マグネシウム) 入浴剤 浴用化粧品 計量スプーン付 無香料 ホワイト 2.2キログラム (x 1)

現代の食べ物からは精製などの過程で
除去されてしまっていることが多く
あまり知られていませんが、実はマグネシウムは慢性的に不足しがちな栄養です。

★マグネシウムのはたらきについて詳しくは
こちら↓もどうぞ

【サプリの摂り方】マグネシウム(Mg)

マグネシウムは海水中に豊富な成分ですから
肌から吸収するというのは、実はむしろ
理にかなった方法ともいえるかもしれません。

また、マグネシウムには温熱効果があるので
お風呂のお湯の温かくなったり、冷めにくくなるというメリットもあるので超おすすめ。

マグネシウムを肌から吸収!お風呂に入れるだけで手軽にできるエプソムソルト入浴とは。

吸収効率もよい

お風呂に入れて全身の肌から吸収するというのは
吸収面積がとても大きくなりますし、
おまけに血行も良くなっている時なので
とても効率のよい「栄養補給」にもなります。

つまり、実はお風呂は最強の栄養補給タイムとして使えるのです(^^)/

ちなみにわたしのお気に入りバスレシピは
こちらの記事にご紹介しています♡

【疲労回復&美肌】入浴剤で肌から栄養吸収!最強バスレシピをご紹介。

ビタミンEオイル

ビタミンEの語源は「子供を産む」から来ているそう。
美容面や女性の悩みに欠かせないほか、抗酸化作用でも注目されています。

そんなビタミンEは
実は、塗るタイプもあるのですよ。

Jason Natural, ビタミンEスキンオイル、5,000 IU、4液量オンス (118 ml)
製造元 Jason Natural(ジェイソンナチュラル)

皮膚がカサカサしている部分や、治りかけの傷やニキビ跡に塗ると
ターンオーバーを促してくれる気がしています。
(消毒液や止血剤ではないので、出血のある生傷には塗らないでください)

文字通り「オイル」なので、保湿として
ボディクリーム代わりに乾燥したところに塗るのもよいです。

レチノールクリーム

これは、健康面というより美容面で注目されているものですが
顔の皮膚に塗る美容成分としてレチノール(ビタミンA)があります。

肌のターンオーバーを促し、ツルツルになるというレビューが多数!

ただし、最初は皮がむけたり、一度にたくさん塗りすぎると肌が赤くなったり
副反応もあるので、少量から試すことをおすすめします。
(気になる方は、iHerbのレビューも見てみてくださいね)

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口に入れるけど飲まない
舌下吸収タイプ

消化液で壊れやすい成分のサプリは
飲まず(消化管を通さない)に舌の粘膜から吸収させる(舌下吸収)タイプのサプリが売っています。

また、消化吸収を待たずに口の粘膜から血管に入るので
比較的吸収が早いのも特徴です。

以下はiHerbで販売している
ビタミンB-12とNADHのサプリ。

Source Naturals, NADH, 20 mg, 舌下錠剤 30 錠
製造元 Source Naturals(ソースナチュラルズ)

まとめ:
お悩みと栄養成分の特徴によって
使い分けよう

一つの栄養成分だけが不足している人とか
一つの栄養成分だけを取ればすべてが良くなる!
ということの方がまれです。

サプリを飲み始めると陥りがちなのが
色んな成分の良さを知っていくうちに、あれこれ試したくなって
サプリの種類が増えていくということ。

だけど、1日に何種類もサプリを飲むのは
けっこう大変ですよね。

そんな時、記事の中でご紹介したように
飲む以外の方法のほうが吸収されやすい栄養成分や
塗ったり舌下吸収したりしたほうが、効かせやすいものもあります。

色んな効かせ方を楽しめる

また、粒状のサプリばっかり飲むよりは
塗ってみたり、お風呂に入れて見たりするのは
単純に、気分転換になって楽しいかもしれませんよね。

香りつきのエプソムソルトを試した感想と、配合成分を調べてみました

↑香り違いのエプソムソルトを楽しむのもおすすめ(^^)/

あるいは、塗ったのと飲んだのとでどのくらい体感が違うか、
自分で試してみてもよいかもしれません(^^)

ぜひ、変化をつけてアレンジしながら
サプリライフを楽しんでみてくださいね◎

記事の内容について

この記事は医療従事者が執筆していますが、あくまで個人の経験・体感をもとに書いたものであり、特定の疾病の診断や治癒、すべての方へ効果効能を保証するものではございません。
掲載内容の実践にあたっては一切責任を追いかねますので、内容をよく吟味のうえ、自己判断でお願いいたします。

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Author この記事を書いた人

モンド

不規則な食生活をきっかけに体調とメンタルがボロボロになった経験から、食が体に及ぼす影響の大きさを実感。
栄養医学を学んで、自分の体で試行錯誤しながら実践した体験記をブログにご紹介しています。本業は医療従事者。

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