これまで、水に入れると水素が発生する入浴剤を使ってみて
すっかり水素入浴が気に入っていたのですが、
マグネシウムを水に入れると水素を発生すると聞きつけて
早速、マグネシウムペレット(純マグネシウムの粒)を買いました。
一度でマグネシウムと水素の両方が摂れる
純マグネシウムなら、毎回捨てるのではなく使い回せてエコだし
毎回入浴剤を入れるよりもコスパも良いのではないか。
しかも、マグネシウムも水素もWで摂れるので
もし仮に水素が発生するなら、良いことづくめなのです。
ということで、今回の記事では、
- マグネシウムを実際に水に入れると、本当に水素を発生するのか?
- 水素はどのくらい発生して、どのような感じで反応するのか?
という実験をしてみましたので
その様子を書いてみます!
マグネシウムを水に浸けて
水素が発生する原理
マグネシウムを水に浸けると
酸化しやすい性質のあるマグネシウムは、水分子から酸素を奪い
残った水素が遊離します。
化学反応式としては、
Mg + 2H2O
→ Mg(OH)2 + H2
このような加水分解反応が起きて、水素を発生しています。
マグネシウムペレットが届いた
待ちに待ったマグネシウムペレットが届きました。
本が届く時と同じような、薄型配送で届きました。
Amazonさんは届くのが早くて助かりますね!
ちなみに今回わたしが買ったのは
純度99%以上 純マグネシウムボール 6mm 800gです。
あけ口はチャックになっていて
保存にも便利そうです!
マグネシウムに飲み水を混ぜて実験してみた
本来はお風呂に入れて水素入浴にするのが目的でしたが、
まだお風呂の時間ではないので、待ちきれずに飲み水で実験することに。
今回使用した飲み物
今回実験に使った飲み物は
- 水道水
- アルカリ性のミネラルウォーター(温泉水99)
- レモン果汁
- ワイン(白ワイン)
です。
酸性だと強い反応が見られる
どうやら、マグネシウムは普通の水にも反応するけれど
酸性の水だとより激しく反応するそうで
レモン果汁に入れた時なんかは見ものですね。
今回使用した飲み物のpH
ちなみに今回はpHを測定したりはしていませんが、
一般的な数値から今回使った飲み物のpHを予想すると
- 水道水: pH6~8(中性)
- 温泉水99: pH9.9(弱アルカリ性)
- レモン果汁: pH2(酸性)
- ワイン(白): pH3~3.5(酸性)
おおよそですが、このくらいではないかと予想されます。
水にマグネシウムを入れて水素発生、
早速実験してみた
早速純マグネシウムボールを開封して
実験のためにいくつか取り出してみました。
手垢がつくとあれなので、サプリトングでつまみます。
1.水道水+マグネシウム
まずは普通の水、水道水で実験してみます。
ちなみにここは地方都市です。
まずくはないしもちろん飲めますが、積極的に美味しい!飲みたい!と思うほどでもないくらいの
まぁまぁ都会の水という感じです。
日々、街の水の品質を一定に保って下さっている水道局の方々の努力のおかげで
おそらくpHは中性でしょう。
万が一激しい反応をしても耐えうるように、
耐熱ガラスカップで実験してみます。
カップに水を入れ、
純マグネシウムボール(以下、マグネシウム)を入れます。
コースターの柄があって見にくいかもしれませんが、
赤い矢印のところにマグネシウムを1粒入れました。
よく見ると小泡が出ている
入れた瞬間はおとなしく、
なにも変化がないなぁ、と思いましたが…
少しのぞき込んでいると、
よくよーく見ると、マグネシウムの周りから小泡が出ていました!
(拡大画像)
ただ、本当によく見ないとわからない程度で
泡が出ているような「気がする」程度。
一旦引き上げて、次の実験をします。
2.アルカリ性のミネラルウォーター
(温泉水99)+マグネシウム
次は、ミネラルウォーターで実験してみます。
ちょうど、pH9.9(弱アルカリ性)というのがアピールポイントの「温泉水99」があったので
アルカリ性代表として実験に使ってみることに。
まろやかで美味しく、分子が小さいためだしやお茶が抽出しやすいらしく、
温泉水でコーヒーを淹れるといつもより濃いコーヒーができる気がして愛用しています。
→温泉水99について詳しくはこちら
そんなアルカリ性の温泉水に、マグネシウムを1粒入れてみます。
(水道水で使ったマグネシウムは取りだし、新しいマグネシウムを使っています)
先ほどの水道水と同じように、おとなしいですね。
アルカリ性でも水素の気泡は発生した
しかし、拡大写真を撮るためにカメラをいじっていると
次第に細かい気泡が出てきました。
アルカリ性だと反応ないか、少ないかもしれないなぁと予想していましたが
先ほどの水道水と同じように、よく見るとわかる程度の小泡がプツプツ出ています。
水素発生はゆっくり始まるらしい
どうやら、マグネシウムから水素が発生する反応は、入れてすぐではなく、
ちょっと時間を置いてからゆっくり反応が始まるようだということもわかってきました。
3.レモン水+マグネシウム
次に、先ほど使った水道水と温泉水を合わせて
実験用のカップに戻します。
(弱アルカリ性+中性の水を混ぜたので、ほんの少しアルカリ性寄りくらいの水になっていることでしょう)
1と2の実験で使ったマグネシウムも
再びカップの中に戻しました。
やはりこの時点ではおとなしいですね。
さて、次に行うのは、
この水にレモン果汁を入れてみます。
飲み物やお酒、料理の味付けのために常備しているレモン果汁です。
これを入れて「レモン水」にします
炭酸水にレモン果汁を入れると、さっぱりしてとても美味しいですよ。
無糖&ノンアルコールでヘルシーですし。
酸性の飲み物を入れて反応は強くなるのか
話は戻り、
レモンは酸性度が高く、pHは2前後。
酸性だと水素発生反応が強くなるらしいですので、
これまでの水とは違う反応が見れるのではないか…!
と期待して、早速入れてみます。
正確に測ってはいませんが、水に対して1/5~1/6くらいのレモン果汁が入ったと思います。
ちょっと入れすぎました。
(↑の画像のモヤモヤは、反応ではなくレモン果汁の濁りです。)
うわっ、入れすぎた!と焦って
レモン果汁のフタを閉めていると…
早速、大量の泡が出てきていました!!
周りのモヤモヤは写真の撮り方が下手で曇っているのではなく、水素の泡です!
一般的な炭酸水ほどではありませんが
これまでとは比較にならないほど、泡が勢いよく出てきています。
(今回発生しているのは水素で、そもそも炭酸ではありませんけどね)
あまり長くつけていると、マグネシウムが減ってきてしまって勿体ないので
一旦引き揚げます。
実験に使ったレモン果汁入りの水は
せっかくなので飲みました。すっぱい!
ここまで実験して、
レモンの結果で満足したのですが…
せっかく道具を色々用意しているうちに、
もう一つ気になっていた実験を行ってみることにしました。
4.ワイン+マグネシウム
マグネシウムのAmazonレビューで「ワインに入れる」というクチコミを目にして、
「ワインに入れて泡が出るなら、スパークリングワインが作れるのではないか…!?」
と気になっていたのです。
ワインにマグネシウムを入れて
スパークリングワインは作れるか
ワインの時間にはちょっと早いお昼ですが、
面白そうなので実際にやってみました。
使うのはお手頃な白ワインです。
実はワインは酸性
柑橘類だけではなく、
実は、果物はほとんどが酸性。
ブドウを原料とする白ワインも、pHはおおよそ3~3.5と
しっかり酸性なのです。
実験用グラスに白ワインを入れて、
新しいマグネシウムを入れます。
ワインをケチったので少しマグネシウムの頭が出ていますが
入れてすぐに、まわりに気泡が出ているのが肉眼でもわかりますね。
これまでと違って、明らかに見てハッキリわかるくらいの泡の量です。
徐々にしっかりと泡が増えて反応してきました。
これまでの小泡ではなく、大きめの泡がブクブク出てきていますね。
微発泡のスパークリングワインになりました!
おまけ:
白ワイン+レモン果汁
やってみるほど面白い反応が見られるので、調子に乗って
「この白ワインに、さらにレモン果汁を入れたらどうなるだろう…?」
と思いついたので、少しだけレモンを入れてみました。(3~4滴程度)
すると、
ワイン全体が濁るくらい、さらに激しく泡が出てきました!
すごい!
シュワシュワとした泡が大量に発生しています。
すごいけど、買ったばかりのマグネシウムが早々に減ってしまう!
と、焦って引き揚げて実験終了。
泡は出たが
炭酸のような口当たりは感じなかった
水素の発生したワインを飲んでみましたが
口当たりだけでは発泡感は感じないくらいでした。
酸に浸けると
マグネシウムがきれいになった
ちなみに、溶出したマグネシウムは腐食して黒ずんでくるようですが、
黒ずみをもとに戻すためには、クエン酸などの酸に浸けておくと良いそう。
実際、今回の実験でレモンやワインに浸けたあとのマグネシウムは、
きれいな、アルミホイルのようなピカピカな銀色になっていました!
左側が、レモンとワインに浸けたマグネシウム、
右側が、出しただけで今回実験に使わなかったマグネシウム。
(おそらくですが、空気中の酸素などに触れて少し黒ずんだのでしょう)
まとめ:
水にマグネシウムを入れたら
本当に水素が発生した
ということで、実際の飲み物で試してみると、
教科書通りの反応を見ることができ、
水に純マグネシウムを入れると、本当に水素の気泡が発生しました!
注意:火気には近づけないようにしましょう
マグネシウムは火気と反応しやすいので
加熱調理の鍋などに入れたり、火に近づけるのはやめましょう。
異常に熱を帯びたり、火花が散ったりするリスクがあります。
(火からおろしたお湯などは大丈夫です)
ペレット(粒)タイプは
表面積が大きいのがメリット
今回は、表面積を大きくしたほうが水素がたくさん発生するそうなので
粒タイプの純マグネシウムを購入しました。
ペットボトルに最適な
板タイプのマグネシウムもありました
飲み水の水素水を手作りしたいという用途の場合は、
板タイプや棒タイプの純マグネシウムもありました。
ペットボトルにマグネシウムの板を入れて、
数時間かけて水素を発生させ充填させるようです。
取り出したりすることを考えると、
こういう↑一つの塊になっていたほうが、扱いやすいかもしれないですね!
用途に応じてマグネシウムを楽しもう
水にマグネシウムを入れる。
スパークリングウォーターを気軽に楽しむ、水素水を手作りするなど
色々活用方法はありそうですね!
よかったら参考にしてみて下さいね。
※小さなお子さんなど、誤ってマグネシウムの粒を飲み込まないよう
取扱には気を付けてくださいね。
体内への吸収は
飲み水 < お風呂
水素の体内への吸収効率としては、
飲むよりも、お風呂で肌から吸収(経皮吸収)させたほうが良いそうです。
次回はいよいよお風呂にマグネシウムペレットを入れてみます。
乞うご期待を(^^)/
記事の内容について
この記事は医療従事者が執筆していますが、あくまで個人の経験・体感をもとに書いたものであり、特定の疾病の診断や治癒、すべての方へ効果効能を保証するものではございません。
掲載内容の実践にあたっては一切責任を追いかねますので、内容をよく吟味のうえ、自己判断でお願いいたします。