現代のストレス社会では、
誰もが多かれ少なかれストレスを抱えているもの。

これを読んでくださっている方も
お疲れの方が多いかもしれませんね。

体にとってストレスとは
イライラだけではない

ところで、体にとって「ストレスがかかる」とは、
実は、イライラすることばかりではないのです。

体にとっては
非日常=ストレス

プレゼンや試験、就職面接などの強い緊張を強いられる場面や、
けがや妊娠など、体がいつもと違う状態に晒されるたり、
引っ越しや転職など、いつもと違う環境に置かれたり
そういった「非日常」の状態に晒されると、体にはストレスがかかっています

旅行や学校行事など、一見楽しみなイベントですら
実は体にとっては、「非常事態」として負担がかかっているのです。

旅行の後に歯が痛くなる理由

もちろん、だからと言って
人生に変化は必要なものですし
「体のために、なにも変化しないのが一番!」というつもりはありません。

ですが、思い返してみると
大事な予定がある・あった時期に限って
急に体調が悪くなったり、熱が出たり
歯が痛くなったりした経験はありませんか?

実はこれにも栄養的な理由があるのです!

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ストレスで
ビタミンCが大量消費される

体にストレスがかかると
急激に消費されるのが、ビタミンC

ビタミンCは、コラーゲン合成など
お肌にはたらくだけでなく、
ストレスに抵抗して体をシャキッと奮い立たせる
副腎という組織に豊富に貯蔵されているビタミンです。

【レモン1個分は何mg?】ビタミンCのはたらき

 

燃え尽きはストレスホルモンの枯渇?

ストレスに抵抗するために、ビタミンCが大量に使われ
ほどなくして、頑張りがきかない「燃え尽き」状態になってしまうことや、

歯茎にもコラーゲンが豊富ですから
旅行の後に歯が痛くなる、親知らずが病みだす、なども
実は、ビタミンCがたくさん消耗されているという背景を考えると
不自然なことではなかったりするのです。

(もちろん、それだけが原因とは限りませんけれどね)

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需要が増えたビタミンCは
いつもよりたくさん補おう

ということで、
「いつもと違う」状態になると、大量のビタミンCが体で消費される。

となると、解決策は
失った分だけ、たくさんのビタミンCを補ってあげることです◎

人間の体では、ビタミンCを自ら作ることはできませんから
サプリや食べ物などで補ってあげるということです(^^)

平常時より
ビタミンCの需要量が増えている

カゼを引いた時や、旅行やイベント、
病気やケガ、妊娠など、体が普段と大きく違う状態になったときは
大量にビタミンCが消費されている分、
日常生活で必要なビタミンCよりもはるかに多いビタミンCが体で必要になっています

言い換えると、体の抵抗力を保つため、それ以上重症化しにくくするため、
旅先やイベントの後に体がダウンしてしまったり、燃え尽きてしまうのを予防するために
多めにビタミンCを摂って「予防」しておくわけですね!

燃え尽き・疲労・体調不良を予防!
ビタミンCを摂る量の目安

とはいえ、実際にどのくらいの量のビタミンCを摂ったらいいかは
イメージが湧きにくいかもしれませんね。

普段の10倍以上摂っても
お腹がゆるくならない?!

平常時の健康な方であれば、1~2時間に1gをおすすめしています。
1日に10~15gを超えて飲むとお腹がゆるくなりやすいです。

ですが、カゼをひいただけ(?)でも
カゼをやっつけるために大量のビタミンCが動員されて消耗し
(ビタミンCは白血球の栄養分にもなります)
普段の10倍以上の量のビタミンCが必要になったりするのです!

量の基準は
お腹がゆるくならない程度

量の目安は、やはり個人差や体調、
「非常時」の程度によっても許容量が大きく変わりますが…

  • お腹がゆるくなる手前
  • 一度にたくさんではなく、
    なるべく回数を分けてこまめに

を基準に、まずは少しずつ加減してみることをおすすめします◎

おそらく、思ったよりたくさん飲んでも大丈夫だと感じるはずです。

疲れ・カゼのひき始めサインにも

逆に、いつもこのくらい飲むとお腹がゆるくなるのに
今日は大丈夫だな…と感じたのであれば
無意識のうちに体がお疲れなのかもしれません。

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ビタミンCで疲労をリカバーして
不調を未然に防ごう

知らず知らずのうちに、ビタミンCを消耗しているということを知っておけば
あらかじめ栄養を補給して、体調不良を未然に防げるということでもあります。

のどがイガイガする、どうも体がだるいなど
カゼのひき始めだな、と感じたときにも
あらかじめビタミンCを多めに摂っておくのはとてもおすすめ。

「忙しい時に限って体調を崩す…」という方は
試してみてはいかがでしょうか(^^)/

記事の内容について

この記事は医療従事者が執筆していますが、あくまで個人の経験・体感をもとに書いたものであり、特定の疾病の診断や治癒、すべての方へ効果効能を保証するものではございません。
掲載内容の実践にあたっては一切責任を追いかねますので、内容をよく吟味のうえ、自己判断でお願いいたします。

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Author この記事を書いた人

モンド

不規則な食生活をきっかけに体調とメンタルがボロボロになった経験から、食が体に及ぼす影響の大きさを実感。
栄養医学を学んで、自分の体で試行錯誤しながら実践した体験記をブログにご紹介しています。本業は医療従事者。

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